春タームのレッスンのメインテーマは
「リズム感とタイミング」。
リズムと聞くと、なんとなく音楽のイメージが強いかもしれませんが、
運動能力において、リズム感はとっても大切な要素。
先週から、幼稚園児向けクラスでは
リズムをずらしたジャンプに取り組んでいます。
具体的には、
ジャンプとボールを投げる動作を組み合わせています。
ジャンプと当時にボールを投げる
ジャンプをして着地と同時にボールを投げる
ちょっとした違いですが、大きな大きな違いです。
なぜかといえば、
前者は、腕と脚を同時に動かしますが、
後者は、脚を先に動かしてから次に腕を動かします。
こうしたリズムやタイミングのずれをうまく自分で吸収して
身体を動かすことが、運動の様々なところで必要になっていきます。
先日、こちらのブログで
運動の方向に関するお話をしましたが、それと似たような話になります。
方向の話のときにも出てきた縄跳びに例えると、
腕をまわす動きとジャンプする動きは、
腕が先でその後にジャンプがきます。
縄跳びを初めて跳ぶ子は、ほとんどがこの動きが
同じタイミングになります。
「腕を回し始めたタイミングでジャンプをする」
ですから、縄が足元に降りてくる前に着地をしてしまい、
タイミング良く縄を跳ぶことができません。
こうした具体例があると、
リズム感やタイミングをとることの大切さ
をご理解いただけるのではないでしょうか。